ちょっといい話

宮城県仙台市にお住まいのお客様から、昨年の大震災で大破した飛行機模型の修理のご相談をいただきました。5月のことでした。
通常ウチでは、修理はお引き受けしていないのですが、ご相談をいただきましたので取り敢えずということで、ウチの仕入先の社長さんにこのことをお伝えしたところ、
カリフォルニアにあるこの模型の制作会社の社長が来日するとのこと、その際にその模型をお見せしてみようと思うがどうだろ
とのご返事。
さっそく、ご相談いただいたお客様にお伝えし、破損した模型を仕入先の会社にお送りしました。

数日後、電話があり、
「今制作会社の社長が来ていて、修理については折れた翼に限定せず、できるだけの努力しましょう。帰国の際に米国に持ち帰っていいですかとのことです。それなら米国までの送料は請求しないとの申し出ですが、どうしましょう。」
お客様からは折れた翼の修理のみで10万円までならGOとお聞きしていましたので、その場で修理をお願いいたしました。

破損しやすい模型を海外に運ぶにはそれなりに大きな梱包に大量のウレタンなどを詰めて送るのですが、往復運賃は修理代以上となることも珍しくありません。しかも今回は2機です。修理にあたって米国への送料が問題でした。
このレベル模型では、修理費用は1機10万円は当たり前ですが、それ以上に米国までの送料が問題になります。

このときカリフォルニアの工房に修理を依頼した大型模型2機の修理が完成しました。
折れた翼の完璧修理状態は勿論ですが、傷だらけになっていた胴体・主翼・尾翼のざらざらになっていた塗装面がつるつるに輝いています。磨いては塗り、乾かしては磨きを繰り返したに違いありません。
かといって、まるっきりの新品で別物になっているということではなくて、ちょっと日に焼けた日の丸の色などに積み重ねられた年輪のようなものを感じます。

※本来ならここに画像を掲載したいところですが、お客様の所有物ですので、控えさせていただくことにしました。ごめんなさい。
それでも一応文字だけでご紹介すると、
BOEING777-200 JAS 所謂レインボーセブン
BOEING767-300 ANA 所謂マリンジャンボジュニア
ともに1:100スケール だいたい70センチ位の大型模型です。この状態だと◯十万円を投じても是非にという人が少なからずいらっしゃる素晴らしいものです。

あとは無事仙台にお届けできるか、ここからはウチの責任です。

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